建築実例外観は漆喰塗りの「蔵」、室内は梁を
活かしたカリフォルニア・スタイル
杉内建設
外観は、まるで「蔵」そのもの。そしてカリフォルニアにあるお洒落なバーカウンターをイメージしたキッチン。難易度の高い施主の難しい要望に対して「ぜひやりましょう!」とお互いが盛り上がるほどの意気込みで建築した、杉内建設の個性的な実例。素材やデザインへのアイデアで、施主の想像を大きく上回る、心から満足できる住まいが誕生。
外観
「蔵みたい…ではなく、蔵に住むというイメージを大切にしかたった」と話す施主。実際に「蔵の街」として有名な栃木県栃木市を訪れるなど、ディテールまでこだわり抜いた。
アプローチ
「蔵」と言えば、塗り壁はやはり漆喰。少しでも「蔵戸」に近づけるべく採用したアガチスの木製扉に鉄の取っ手のほか、杉内社長がデザインした持送りや霧除けも目を引く。
キッチン
無垢材の質感に溢れた空間の中で、ひときわ異彩を放つステンレスキッチン。本物にこだわった石張り壁に加え、無垢板とタイルを組み合わせた菱形のモダンな床も大きな特長。
吹き抜け
木曽檜で仕上げた造作階段やナラの無垢床をはじめ、1尺もの太さが印象的な大黒柱に吹き抜けを豪快に駆け巡る梁など、家中から清々しく心地よい木の香りが感じられる。
リビング
窓際から見ると黒をベースとしているが、玄関からリビングへ続く扉を開けるとご覧のようにナチュラルな光景が広がる。この場所によって異なるデザインが楽しめる仕掛けも。
玄関
アプローチと同じ石畳を採用した玄関。引き戸も大工による手づくり。
トイレ
薔薇模様のクロスが斬新な2階のトイレ。中にはこういった遊び心を表現した空間も見受けられる。
その他
その他
その他
「10年後の姿が今から本当に楽しみです。味わいのある、よりステキな家になっている自信があります」という施主の言葉も納得するほど、完全自由設計の醍醐味が凝縮。
COMMENT
オーナーの声
純和風の家にも興味を持っていたこともあり、「価格は高いかもしれないけど、思い切って話だけでも…」と杉内建設さんを訪ねました。造り手の意向ばかりを重視する会社が多かったなか、杉内社長だけが私たちの要望や何気ない会話から感じた想いを汲み取り、プランに反映させてくれましたね。
DATA
工法・構造
木造軸組工法
階数
2階建て
外観テイスト
和風
内観テイスト
海外スタイル
こだわり
新築、2階建て、吹き抜け、ハンドメイド、大黒柱・梁の現し、自然素材をふんだんに使用、木造軸組工法、ステンレスキッチン